6月26日トヨタ自動車は、シエンタ・アクアなど6車種をリコールを公表しました。最悪の場合、エンジンが破損する恐れがある不具合が見つかったといいます。どのようなエンジンの不具合か、シエンタ・アクア以外の車種とは?調べてみました。
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シエンタ、アクアなど6車種の不具合発生状況
シエンタは、52件の不具合が確認され、このうち18件がエンジン破損していました。
アクアなど6車種は、256件の不具合があり、このうち40件が走行不能となりました。事故発生の報告はありません。
シエンタ・アクアなど6車種がリコールの不具合内容とは?
シエンタの「ハイブリッド車」
において、エンジンルーム後部に取り付けてあるカウルルーバーの防水構造が不適切なため、
集中豪雨などでたくさんの雨水がかかった場合、雨水がエンジン部の上の部分に入り込み、イ
ンジェクタの取り付け部から燃焼室へと侵入することがあります。そのためにコンロッドが変
形し異音が発生。最悪の場合、エンジン破損する恐れがあります。
【改善内容】
・車種ごとのカウルルーバーの使用に応じてシーリ剤の貼り付け。
・全車両のエンジンに防水カバー追加。
エンジンの燃焼室を点検後、以上が見られる場合、エンジンを新品と交換。
アクアなど6車種
電圧変換装置 (DC-DCコンバータ)において、生産設備の管理が不適切だったため、制御基板
のハンダ付けが不十分なものがあり、使用する過程で冷熱の繰り返しによりハンダが剥離、補
機バッテリーへの充電不良となり警告灯が点灯、最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止し
て走行不能となる恐れがあります。
【改善内容】
・全車両の電圧変換装置 (DC-DCコンバータ)の製造番号を確認し、該当した場合、良品へ交換。
リコール対象車種・車両は?
【シエンタのハイブリッド車】
型式 DAA-NHP170G
車体番号 NHP170-7000016 ~ NHP170-7138943
制作期間 平成27年5月7日 ~ 平成30年9月3日
対象台数 137,016
【アクアなど6車種】のハイブリッド車
「アクアハイブリッド車」
型式 DAA-NHP10 / DAA-NHP10H
車体番号 NHP10-2590956~NHP10-2596063
NHP10-6712421~NHP10-6791525
制作期間 平成30年8月10日~平成30年10月31日(21台)
平成30年2月6日~平成30年10月12日(11,727台)
「カローラアクシオハイブリッド車」
型式 DAA-NKE165
車体番号 NKE165-7177292~NKE165-7196264
制作期間 平成30年2月6日~平成30年9月7日(773台)
「カローラフィールダーハイブリッド車」
型式 DAA-NKE165G
車体番号 NKE165-7177290~NKE165-7201639
制作期間 平成30年2月6日~平成30年11月15日(2,345台)
「シエンタハイブリッド車」
型式 DAA-NHP170G / 6AA-NHP170G
車体番号 NHP170-7119047~NHP170-7140167
制作期間 平成30年2月6日~平成30年9月17日(2,497台)
「ヴィッツハイブリッド車」
型式 DAA-NHP130
車体番号 NHP130-2032487~NHP130-2042713
制作期間 平成30年2月6日~平成30年9月15日(1,560台)
「JPN TAXIハイブリッド車」
型式 DAA-NTP10
車体番号 NTP10-0005120~NTP10-0010356
制作期間 平成30年2月6日~平成30年10月18日(695台)
シエンタ・アクアなど6車種がリコール!エンジンが破損する?のまとめ
大変なリコールが発生しました。
トヨタ自動車の「シエンタハイブリッド車」で13万7,016台です。
しかもその不具合内容が、最悪の場合「エンジン破損」という
とても怖い内容となっています。
走行中だったら、と考えるだけでも身の毛がよだちます。
実際に152件の不具合確認があり、このうち18件もエンジンが破損しています。
命を預けて乗る車なので、絶対にあってはならない不具合です。
トヨタ自動車の社長から説明があっても良いのではないかと思います。
これは、とても怖いリコールです。