水没した新幹線はどうなる?修理か廃車か1編成33億円!

事故

台風19号により千曲川が氾濫し、どっぷりと水没した新幹線はどうなる?衝撃的な光景が目に飛び込んできました。12両編成の7本がきれいに並んで水没。この新幹線は今後どうなるのか、1編成33億円もする新幹線は、修理できるのか、または廃車なのか、調べてみました。

 

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水没した新幹線はどこ?

水没をした新幹線は、「北陸新幹線」で、JR東日本「長野新幹線車両センター」(長野県長野

市赤沼)の車両基地に停車してあった車両120両が沈没しました。

なぜ新幹線は水没したのか

長野新幹線車両センターは、JR長野駅の北東約10キロのところにあり、氾濫した

千曲川からは西へ約1キロの場所にあります。

長野新幹線車両センターと長沼体育館の位置関係 ↑

長沼体育館の場所が決壊しました。

 

北陸新幹線は、なぜ水没してしまったのでしよう。

長野新幹線車両センターの車両基地は、ハザードマップで10メートル以上の浸水が予想されて

いる場所だった。

 

という場所だったので、もともと浸水する場所だったようですね。

想定外の雨量の台風19号により千曲川の堤防が決壊したため浸水してしまいました。

水没した新幹線の被害状況

水没した車両数は、10編成の120両で、北陸新幹線の全体の3分の1

に当たります。

 

10月15日の夕方になっても避難指示が解除されていないために、

復旧作業のめども立っていない、被害が確認できない状況だという。

 

10月16日になって、浸水をしていた新幹線車両センターは、ほぼ水が引いたと言います。

これからJR東日本は、水没した新幹線の本格的な点検・復旧作業に着手します。

 

具体的な被害状況は、確認が進んでいないのが現状で、被害の全容には時間が

かかるとの見込みです。

水没した新幹線は修理か廃車か

水没した120両のうち2両が脱線していました。

新幹線の走行に関わる装置は車両の下部の台車が、長時間水に浸かってしまっていて

 

機器は防水設計が施されているというものの安全な走行が確保できるかは不明と言う。

客室の部分も浸水した可能性もありシート交換など大規模な交換や修理が見込まれています。

 

工学院大学の髙木亮教授は、モーター速度を管理するインバーターなど新幹線の心臓部

がだめになった可能性がある。と指摘。

 

すべて取り換えて修理するより新しく作る方が早い。と述べ、水没した新幹線の多くは

廃車になる可能性があるという。

 

仮に修理が可能と判断した場合には、現地での車両の分解や搬送などに相当の

時間がかかるらしいです。

北陸新幹線の復旧の見込みはいつ?

北陸新幹線の全体の3分の1の車両全てを廃車した場合は、残りの3分の2で運行するということ

になり全線再開後の運転本数は50%~60%ぐらいで、利用者への影響の長期化は避けられな

い見込みだという。

 

北陸新幹線は、異なる周波数(50Hzと60Hz)で電力供給するという区間のため

周波数を切り替えできることが出来る車両しか走行ができません。

 

さらに、急こう配の区間があり、車両のモーターやブレーキも専用なのです。

ということから現在、条件を満たすのはE7計とW7系だけと言う。

 

10月15日現在で全線復旧には、信号関係の電源装置に甚大な被害がみつかっており

運転再開には、1~2週間ほどかかる見通しだと言います。

 

現在、東京ー長野駅間と上越妙高ー金沢駅間においては特別ダイヤの折り返し運転を行ってお

ります。

水没した新幹線はどうなる?修理か廃車か1編成33億円!のまとめ

そもそも論となってしまいますが、長野新幹線車両センターの車両基地の場所が

ハザードマップで10メートル以上の浸水が予想されているにもかかわらず

 

そのような場所に車両基地を造ってしまったことに疑問です。

また、台風対策で、新幹線を高架線に移動させる方法もあったのではないでしょうか?

 

北陸新幹線の製造費用は1両およそ3億円だそうです。

被害を受けた10編成120両をすべて廃車とすると、およそ300億円を軽く超えてしまいます。

 

想定外の雨量や被害だったといいますが、未然に避けられることは出来たのではないかと思い

ます。

 

金額的にも大きな損害となってしまいました。

 

 

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