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鯉のぼりに吹き流しがあるのにはこんな意味があった!感動!

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毎年、鯉のぼりを見ると気になっていました。鯉のぼりに吹き出しがあるのはなぜなんだろう。吹き流しって、川の流れを表現していると思っていました。違うの?調べていくと納得するちゃんとした意味がありました。吹き流しについてくわしく調べました。

 

五月五日は、子供の日ですね。「端午の節句」とも呼ばれます。

そういえば、「端午?」、「節句?」

なんでしょうか?

 

この季節になると鯉のぼりが目につきます。

そういえば、子供の日に鯉のぼりを上げるのはなぜなんだろう?

子どものころには、全くと言って疑問に思いませんでした。

 

その「鯉のぼり」をよくみてみると、一番上にある「吹き流し」は、

勝手ながら、川の流れを表現していると思っていました。

 

違ってたみたいです。何十年も・・・

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子どもの日が端午の節句と呼ぶのは?

とても古いお話となります。

元をたどると、奈良時代。

奈良時代から、「端午の節句」は行事として行われていました。

 

「端午?」は、月の端(はじめ)の午(うま)の日の意味です。

端午の「午(ご)」と「五(ご)」の音が同じ

と言う理由から、毎月5日を指すようになり

5月5日となったと言われているそうです。

そもそも「鯉のぼり」の意味とは?

五月五日の子供の日、端午の節句に「鯉のぼり」をあげるようになったのは、

遡ること、江戸時代となります。

 

この時代の風習で、武士の家では、男の子が生まれた時、「のぼり」をあげ

周囲に知らせました。

 

端午の節句に「のぼり」をあげることが、のちのち一般的に受け入れられて

定着していきました。

 

そこへ、中国からの伝説も取り入れ

「のぼり」にあわせて、「鯉」は滝を上ると竜になるという、

 

「鯉」は、とても威勢の良い魚です。子供が元気に育つようにという

親の願いが「鯉のぼり」にはこめられているのです。

 

つまり、男子の出世の象徴という意味がありました。

それが「鯉のぼり」となったのです。

鯉のぼりに「吹き流し」があるのにはこんな意味があった!

少し前置きが長くなりましたが、

これから「吹き流し」の説明をしていきます。

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「吹き流し」の意味は、「魔除け」なのです。

「子を脅かす悪いものから守ってください」の意。

 

川の流れを表現でもなんでもなかったようです。

でもいいと思いませんか?

 

この「吹き流し」、いろいろな色があって、とてもきれいに見えます。

実は、この「色」に、ひとつひとつ、意味があります。

 

吹き流しに使われている色は、「5色」です。

「青」「赤」「黄」「白」「黒」で

 

これを「神道の5色」と言われ、

古代中国の「五行説(ごぎょうせつ)」に由来しています。

 

万物は、木・火・土・金・水の五つの要素から成り立つと

考えられています。

 

「木は青」「火は赤」「土は黄」「金は白」「水は黒」で、

これは神童の思想となりますが、仏教においても「五色」は

重要な意味を持ちます。

 

この「五色の吹き流し」は、子供の無事な成長を願うと共に「魔除け」

の意味で飾られています。

 

この「五色の吹き出し」のさらに上にある風にあたりカラカラと回転。

これは「矢車」と言います。

実は、これも同様の意味を持っているそうです。

 

さらにその上に棒の先端部あたるところに、なにか丸いものが・・・

これは、駕籠玉(かごだま)と呼ばれるもので

「神様が下りてくる目印」だそうです。

 

ひとことで「鯉のぼり」と言うけれど

鯉のぼり自体はもとより、吹き流し、棒のてっぺんにある駕籠玉、矢車

それぞれに、意味があると言うことを知りました。

これが、「鯉のぼり」だ! 感動した!

 

下の写真は、よくイベントなので泳いでるいる鯉のぼりですが、

本来の駕籠玉や矢車がついてないので、正式な「鯉のぼり」では、ないのですね。

そりゃそううか・・・

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鯉のぼりに吹き流しがあるのにはこんな意味があった!感動!のまとめ

鯉のぼりの吹き流しの意味、わかりましたか?

何気なく見ていた「鯉のぼり」

水の流れと思っていた「吹き流し」は意味深でしたね。

 

古ーい昔からの行事を、今もなお受け継いでいることに驚きです。

子を思う気持ちと健康を願うことは、永久に変わらないということでしょうか?

 

「鯉のぼりの棒の先端」の「矢車」や「駕籠玉」の意味にも

唸りました。

 

ひとつひとつ、意味があるのですね。

そうして、ひとりひとり、親の願いのもと、

元気に成長していくものなのですね。