2020年2月16日(日)前田穂南選手(23歳・天満屋)が、青梅マラソン、女子30キロの部で初優勝しました。さらに日本記録、大会記録を更新という15年ぶりとなる新記録づくめ。タイムは、1時間38分秒。前田穂南選手は、すでに東京オリンピックの女子マラソン代表に内定しています。
2020年2月16日(日)、青梅マラソン(報知新聞社主催)が開催されました。
朝から雨となる天気でしたが、
スタート前には、雨が上がりました。
気温、9.7度。
コンディションも万全となった。
午前11:30、号砲。
<コース・30km>
東青梅4丁目スタート ~ 川井駅先折り返し ~ 住友金属鉱山アリーナ青梅ゴール
前田穂南青梅マラソン初優勝への意気込みと目標!
前田穂南選手は、スタート前の午前中に、
入念にコースを下見していました。
思ったより、アップダウンがあると感じたが、
「上りも下りも特に苦手意識はありません」とコメント。
この大会での目標もしっかりと持っていた。
「野口みずきさんがこの大会で持っているタイム、
1時間39分9秒を超えること」
1月での都道府県駅伝後、体調を崩しました。
10日前まで、1月中旬からのアメリカ・アルバカーキで高地合宿をしていて
少し疲労が残っているよう。
体長不良や右足首のくるぶしを痛めて、1週間ほど軽めの練習に
切り替えたという。
前田穂南選手は、とても勤勉な性格で、
自分を追い込みすぎるところがあるので
この軽めの練習が功を奏して、体重は2キロほど増加
そして、調子も上向き体調も万全と話します。
竹富豊監督(66)がこのように話しました。
この大会の出場の理由は、野口みずきさんの走りのスピードを
前田穂南選手に体感させるためだと。
現段階での仕上がりを見極め、ピークを合わせて最高の結果を出すこと。
今回の結果は、「予想外」と話しています。
そして、100点満点の出来だと評価しました。
今後のレースは、未定だという。
状態を見極めながら出場を検討していくしいう。
<前田穂南選手の東京オリンピックに向けての目標>
スピード・持久力・筋力強化
だそうです。
前田穂南青梅マラソン初優勝で日本新記録、大会新記録も達成!
序盤での5km、10kmは、それぞれ16分18秒、32分36秒(5km16分18秒)と順調に走行。
スタート前に確認したアップダウンも自信を持って失速はしなかった。
10km~15kmは、上りのこう配がきつくなるところですが、
16分48秒とちようど30秒遅れに我慢してとどめます。
そして、独走状態のままの一人旅となります。
最後の5kmがなんと、最速となる16分12秒で駆け抜けました。
その結果、2位と7分44秒もの差をつけ
ゴールタイムは、1時間38分35秒。
で優勝。
いままでの、この大会での記録は、1時間39分9。
これは、野口みずきさんが、2004年にアテネオリンピックで金メダル
を獲得した当時の日本記録でした。
前田穂南選手は、その記録を14秒も更新してしまった。
<女子30キロ結果>
1位 前田穂南(天満屋) 1時間38分35秒(日本新)
2位 野添佑莉(三井住友海上) 1時間46分19秒
3位 森田詩織(パナソニック) 1時間48分39秒
前田穂南青梅マラソン初優勝日本新記録大会新記録も!15年ぶりの快挙のまとめ
前田穂南(まえだ ほなみ)選手は、身長166cmに対し、体重46kgしかありません。
見た目では、「だいじょうふ?」のような
カヨワイ感じがうかがえます。
しかし、走れば、鬼に金棒のような走りを見せる!
日本新記録に、大会新記録を樹立するなど
前田穂南選手は、実力とカワイサを持った、すばらしい選手です。
上手に、東京オリンピックに調子を合わせていって
いつも通りに走れば
金メダルが向こうから来ますね。
がんばってください。