靴のカビの簡単な落とし方を紹介します。カビた場合に何をどうすればよいのか分かりませんね。合皮の場合でもとてもきれいになりますよ。また、カビが発生しない為の手入れの仕方も紹介します。
靴の合皮製品の特長は、ピカピカとしたつやが魅力です。
つやがなくなったなと気が付くと、そこには、カビがついてる。
しばらくぶりに、靴箱から靴を取り出してみたらカビが発生した。
ということは、良くあることですね。
手入れをしていないと、そのようなことになってしまいます。
そこで、簡単に、しかもきれいにつやを戻す方法を紹介します。
どうぞ。
靴のカビの簡単な落とし方、合皮製品の場合
合皮とは、合成皮革のことで、「PUレザー」「PVCレザー」の2種類があります。
簡単に説明すると、それぞれ素材が違います。
PUレーザー・・・ポリウレタン樹脂
PVCレーザー・・塩化ビニル樹脂
カビが発生した場合、ポイントは、「水」で洗わない事!
水を使用し簡単にカビを洗い流せはしますが、これは、NGなのです。
それは、カビがさらに繁殖させてしまう行為なのです。カビは、水分を好むからです。
<必要なもの>
・布
・清掃用の靴ブラシ
・重曹
・除菌用アルコールスプレー
・靴用クリーナー
<清掃手順>①~⑥
①靴の表面に発生したカビやゴミをブラッシングで清掃します。
②重曹を布で濡らし、こすり落とします。
※重曹は、弱アルカリ性なのでカビとりに適しています。
③除菌用アルコールスプレーをします。
※外側と内側ともにスプレーします。
色落ちの可能性があるので、目立たない部分で試してからスプレーします。
④2~3日ほど陰干しします。
※直射日光は、避けましょう。
⑤靴用クリーナーで汚れを落とします。
⑥靴用クリームを使用して終了です。
革靴の場合のカビの落とし方も、合皮と同じ手順で行います。
革靴の場合は、一番最後の仕上げに、靴用クリームを塗って終了です。
カビを発生させないための保管方法
カビを発生させないためには、
カビが好む環境をつくらいことです。
カビは、温度・湿度・栄養の3つがそろうと発生してしまいます。
温度は、20℃~30℃
湿度は、70%以上
栄養は、ホコリなど
という条件にしないことで、
ポイントは、脱いだ靴をすぐに下駄箱に入れない事。
まさに、この状態は、上記の3つが全て揃っていますね。
簡単です。
脱いだ靴は、陰干ししてからホコリを落として下駄箱に入れましょう。
雨の日や梅雨時は、念入りに乾燥させてください。
その前に、下駄箱内にカビはありませんか?ホコリは?
下駄箱も換気をするように心がけてください。
除湿剤を入れおくのも良いでしょう。
たったこれだけするだけで、カビの発生を防げます。
ぜひ、やってみてください。
靴のカビの簡単な落とし方スニーカーの場合
スニーカーの場合は、心配することなく、丸洗いが出来ますね。
通常の汚れは、この丸洗いでOK。
しかし、スニーカーにカビが発生した場合、少し、手間がかかります。
注意点が多いので、その落とし方を説明します。
漂白剤と重曹を使用します。
カビが発生し目に見えるカビがある場合は、重曹+酵素系漂白剤で漂白します。
目に見えないカビは、重曹で殺菌します。
注)漂白剤を使用するので、色物のスニーカーはNG!
<殺菌する場合>
①靴用ブラシでホコリやゴミをきれいに清掃します。クツヒモを外します。
②50℃の重曹水(大さじ2杯)に3時間ほど浸けておきます。
③靴用石鹸で靴用タワシでゴシゴシ水洗います。
④1~2日くらい乾燥させます。天日干しもOK
<目につくカビの場合>(重曹+酵素系漂白剤)
注)塩素系の漂白剤は、黄ばんでしまう可能性があります。
①靴用ブラシでホコリやゴミをきれいに清掃します。クツヒモを外します。
②50℃のお湯に「重曹(大さじ1杯)+酵素系漂白剤(大さじ1杯)」をいれ
30分ほど浸けておきます。
③靴用タワシでゴシゴシ水洗いします。
④1~2日くらい乾燥させます。天日干しもOK
靴のカビの簡単な落とし方合皮でもきれいになります!その方法とは?のまとめ
合皮製の靴のカビの落とし方は、「水」を使わないで、重曹で落とします。
「水」を使用すると、逆にカビを繁殖させてしまうのです。
カビが発生した場合には、「除菌」することが大切です。
表面上カビが無くなっていても、カビの根っこがまだ残っています。
そのために、除菌用アルコールが必要となります。
最後の作業の靴用クリームによって、つやつやの仕上がりが変化しますので
合皮に適したクリームをいろいと試すのも楽しいですね。
そして、カビを発生させない事は、温度・湿度・栄養の3つを揃えないことです。
下駄箱も清掃しましょう。
雨の日や梅雨時期は、特に、換気を良くして
乾燥するように心がけましょう。