終身雇用は継続するのは難しいとは?経団連会長物申す!

経済

経団連の中西会長は、今後、企業が「終身雇用」を継続するのは難しい。と発言し、つづけて、経済界は、「終身雇用」なんてもう守れないと思っている。とも発言し、雇用システムを変えていく方向性を示しました。いま、日本の企業に何が起きてるのか調べました。

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終身雇用は継続するのが難しいとは?経団連会長物申す!

経団連の中西会長が、今後、企業が「終身雇用」を継続するのは難しいと発言、雇用システムを変えていく方向性を示しました。

この度の経団連の中西会長の発言内容は、

「経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。どうやってそういう社会のシステムを作りかえていくか、そういうことだとふうにお互いに(大学側と)理解が進んでいる」

「人生100年時代に、一生一つの会社で働き続けるいう考えから企業も学生も変わってきている」

「これまで日本では、4月の一括採用で入社せずに、あとから非正規で入社した場合、たとえスキルを身につけたとしても正社員に待遇で差をつけられるという例を上げ、このような雇用システムに疑問を呈しました」

と述べました。

 

日本の企業に何が起きているのでしょう。

その前に、そもそも「終身雇用」とは?

終身雇用とは?

終身雇用(しゅうしんこよう)は、同一企業で業績悪化による企業倒産が発生しないかぎり定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行である。長期雇用慣行(長期雇用慣行)ともいう。(Wikipedia)

 

「終身雇用」をさらに調べていくと、法的には、「終身雇用」というような言葉は無いとの事。法令上の定義もありません。ということで、「終身雇用」されている従業員が全国で何人いるかというような政府統計はありません。

 

国が自国の「終身雇用」の従業員が何人いるのか管理していないの?

これは、驚きです。

 

会社へ就職した時の労働契約というものがありますが、それは終身雇用された従業員との間で結ばれるもので、「労働基準法上」(労働基準法第14条)は、「期間の定めのない雇用」とのことです。(=「無期雇用」)

分かりやすく簡単に表現しますと、「終身雇用」とは、正社員として企業に就職し、定年まで雇用され続けるという雇用形態です

日本企業の労働の歴史、終身雇用制度

「終身雇用制度」は、日本の特徴的な雇用制度です。

戦後、本格的に確立され、日本の高度経済の成長を支えました。

 

その後、「企業戦士」「モーレツ社員」「24時間働けますか」の言葉が生まれ、会社員は、自分自身はもとより家族も顧みず、会社の命令に従い働きつづける人が増加。

 

しかし、経済不況が訪れた1990年代、「終身雇用」の崩壊が始まりました。

次のような言葉がよく耳にするようになりました。

「リストラ」「フリーター」「非正規」

会社は、実力・能力主義となっていきました。

 

実際、「終身雇用」は、今から、およそ30年も前から崩壊が始まってたんですね。

じゃーもう、継続できないし、守れないのは当然の流れなの?

遅い?

日本企業の特徴の終身雇用のメリット・デメリット

[メリット]

・社員の生活が安定する

・会社への忠誠心が育つ

・社員を長期的に育成できる

[デメリット]

・社員のモチベーションが下がる

・女性の労働機会が減少

・長時間労働になりやすい

終身雇用制度の継続が難しくなった理由

以上のように終身雇用制度には、会社側、社員側にそれぞれメリット・デメリットがあります。

というわけで、時代の流れや変化、外国(実力・能力主義)の影響により、転職活動も一般化しており、個人の能力が重視されるなどの理由から終身雇用制度を継続していくのが難しくなってきました。

 

終身雇用は継続するのが難しいとは?経団連会長物申す!のまとめ

日本の特徴的な「終身雇用」について、日本の労働の歴史から、簡単ではありますが、説明してきました。

経団連側と大学側は、個人にとっても企業にとっても、よりよい雇用の在り方について、これまで重ねてきました議論の結果を4月22日(月)に報告するそうです。

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