10月2日、関西電力が金品の授受問題に関しての記者会見を行い、驚くほどの金品を受け取っていたことが判明しました。関西電力の経営幹部20人が、福井県高浜町の元助役(故人)より総額3億1845万円相当の金品を受け取った問題で、社内調査報告書を公開しました。
関西電力経営幹部金品受け取り問題の発端、「吉田開発」
関係者の話によると、金沢国税局が昨年2018年1月に地元建設会社の「吉田開発」(同町)の税
務調査を行いました。
「吉田開発」は、関西電力の原発関連工事を多く請け負う建設会社です。
過去4年間で関西電力側から少なくとも30億円を超える工事を受注していました。
関西電力経営幹部金品授受問題の主役
その際、福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)が工事受注の手数料などとして
約3億円を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で明らかになりました。
関西電力が発注した工事代金の一部が、経営幹部に「還流」した疑いもあります。
さらに、工事経歴書によると、森山助役は、およそ30年間にわたって
非常勤顧問をしていた関西電力の子会社からも倉庫建設工事として1億5000万円で
受注していました。
森山栄治元助役は、1969年12月に高浜町に入り、総括課長などを務めた後
1977年~1987年まで、福井県高浜町の助役を務めていました。
吉田開発売上高急増6倍超
吉田開発の売上高が
2013年8月期 約3億5000万円
2015年8月期 10億円
2018年8月期 約21億8000万円
と、民間信用調査会社によると、5年間で売上高は、6倍を超えました。
なお、少額の案件などは工事経歴書に記載されないので
関西電力側からの受注は、さらに増える可能性があります。
元助役森山栄治のメモ発見
その森山栄治元助役の自宅を調べたところ、金品を渡した相手の名前や金額が
書かれた「メモ」が見つかった。
関西電力幹部らが受け取った金品一覧
八木誠会長を含める経営幹部20人が、私的に総計3億1845万円の金品を受け取っていたことを
公表しました。
鈴木聡執行役員は、1億2367万円。
原子力事業本部長などを務めた豊松秀己元副社長は、1億1057万円と
それぞれ1億円を超える金品を受領していました。
引用:JIJI.COM
金品授受は不適切だが違法とまではいかない
社内調査は、昨年2018年7月、外部の弁護士も加わる形で開始され、同年9月に結果が出てい
たが、これを関西電力は、公表していなかった。
その理由が、岩根社長は、「不適切だが、違法とまではいかないと判断した」と話しました。
10月2日の前に行われた9月27日の記者会見では
小さな子供のいいわけではあるまいし、大のおとなが
「一時的に保管していた」とか「返そうとしていた」と金品を受け取っていたことを認めたが
いいわけをしていました。岩根社長が。
関電会見外現代版越後谷か!まじか金貨や延べ棒小判がザックザクもらう?のまとめ
この出来事をテレビで見ていましたが、
なんと言えばいいのでしようか。開いた口がふさがらない。
関西電力のトップが、経営幹部が20人もの人たちが、金品を受け取っていた事実
を淡々と話しているのをみて、
これが日本だ。と言うのを確信したと言いますか、
なんと、この現代において、時代劇でよくお目にかかった「越後谷」のシーン
がすぐさま浮かびましたよ。
さらには、「菓子折りの底から小判」も登場。ほんとに?
終わったか、日本。原発。
なんと言えばいいのでしょう・・・
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