ローマ字表記の名前が来年から姓・名の順に決定!何の意味があるの?

社会

なんで? 2019年10月25日、政府は公文書などで日本人のローマ字の名前表記を来年2020年1月1日から姓が先で、名は後にすることを決定したという。みなさんご存知のように現在、姓が後で名が先としています。変更したことにどのような意味があるのか調べました。

 

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名前のローマ字表記の順番を入れ替えるのはなぜ?

現状、公文書などの日本人の名前をローマ字表記した場合、名・姓と姓・名の順が

混在しているということで、公文書作成時には姓・名の順の表記を「原則」とする

ということを25日に決定した。東京オリンピック・パラリンピックを前に!

 

この問題の元をたどっていくと、5月に文部科学相の柴山昌彦氏が提案したようだ。

突然のように思えますが、

なぜ、いまなのでしょうか?

 

現在の日本では、姓が後、名が先の順で表記がながーい間そうしています。

これは、明治の時代、欧化(おうか)主義だったころ欧米化に合わせる為

定着していきました。

 

いわゆる「欧米化!」(お笑いのギャグ)

 

2000年に国際化のなかの日本人として言語や文化の多様性を示すことが大切ではな

いかと国の国語政策を話し合う審議会でローマ字表記を姓・名にするよう

推奨する答申がありました。

 

国の文化庁の国語審議会は、これを受けて官公庁や都道府県、出版業界、新聞、大学

などに対応を求めましたが、定着はしなかった。

 

そのため、柴山氏は、5月21日の記者会見で、ローマ字表記を姓・名の順に

するよう都道府県などに通知すると表明をしました。

5月31日時点では温度差

内閣の中では、柴山昌彦文部科学相と河野太郎外相が姓・名との順で表記すべきと主張する

一方、他の奥の閣僚は「長年の慣行がある」との理由で慎重な姿勢を見せていた。

 

日本人の名前を日本人の名前通りに発信するのは当然のことだ」と河野昌彦文部科学相は5

月31日の記者会見にて改めて声を上げた。

開国当初は姓・名の順だった!?

日本が開国した当初の幕末や明治初期は日本語通りの姓・名の順が主流。

その証拠に1860年の勝海舟らと咸臨丸で渡米した時の軍艦奉行の木村摂津守の名刺

には、KIM-MOO-RAH-SET-TO-NO-CAMIと書かれています。

 

和歌山大教授(英語教育史)の江利川春雄氏の分析によると

1865年の論文集「幕末洋学者欧文集」の資料で、最初に姓が後で名が先

が確認されています。

 

執筆した35人中33人が姓・名の順で残りのふたりは、名・姓の順だった。

明治時代(1868年~)に入ると混在するようになったという。

 

1872年2月、横浜から米国へ渡った留学生の乗船名簿では、出国前と帰国後では、

姓・名が名・姓と反対となった例が多かった。

 

明治政府は欧化主義政策により政治制度や生活様式などを西欧化を勧めました。

その結果、日本の知識人や政治家などのエリート層は名・姓をつかうようになり

定着していったという訳です。

ローマ字表記の名前が来年から姓・名の順に決定!何の意味があるの?のまとめ

いかがでしたでしょうか?

奥が深かったと感じましたね。まさに、日本国の歴史。

 

そういえば、想い出します。英語の授業というものがあって初めて体験した日。

自分の名前を新入生なのでまだ真っ白だったカバンに、

ローマ字で名・姓の順で書きましたね。

 

なんか、外国語でカッコいいな・・・

なつかしいなー。

 

日本は、もともとローマ字で姓・名の順で書いていたんですね。

良く考えてみれば当然なのですね。

それを当然ながら元に戻すということは、なかなか、大変なことなのね。

 

日本は、島国だけど、他国の影響を受けやすい国なんですね。

外国のマネとか、いつのまにか定着したとか、慣習とか

でも、どちらでもいいと思うのは、わたしだけでしょうか???

 

何か変わるの、もらえるの、ふえるの?

どうなの。

 

また、国の「東京オリンピック・パラリンピックまでに」とか

「あわせてとか」「を前に」そのような手法ですね。

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