スマホを使って確定申告ができるのを知っていましたか?わざわざ税務署まで出向かなくても、スマホから簡単に申告が出来てしまうのです。ただしスマホでの申告には、いろいろな制限があります。この記事では、その部分を詳しく説明します。
そもそもe-Taxとはなんでしょうか?
それは、所得税などの申告や申請・納税に関する各種手続きについて、
インターネットを利用して電子的に手続きが行える国税庁のシステムのことです。
e-Taxの正式名称は、「国税電子申告・納税システム」といいます。
e-Taxの最大のメリットは、税務署に行かなくても確定申告が出来ることです。
さらに、24時間受け付け対応していますので、慌てる機会も少なくなります。
今回、説明します「スマホ」以外でも、自宅に居ながらにして簡単にできるパソコンを
利用しても確定申告が出来ます。
とても、便利になってきましたね。
この手を使わない理由は、無いでしょう。
スマホでの確定申告は、2019年1月4日からできるようになりました。
2020年1月からは、対象や条件が拡大されるということです。
ただし、この便利なスマホでの確定申告には、「条件」が付くのです。
それでは、この細かな条件やスマホでの確定申告のやり方について説明していきます。
e-Taxをスマホで確定申告する2つの方法
スマホを利用しての確定申告には、「マイナンバーカード方式」と
「ID・パスワード方式」があります。(パソコンを利用する場合と同様です)
<準備するもの>
・給与所得の源泉徴収票
・医療費控除の書類
医療費の総額、特定一般用薬品等購入費の合計金額を事前に計算しておきます。
・寄付金控除の書類
マイナンバーカード方式の場合
マイナンバーカードかマイナンバーカードを読み取れるスマホの
どちらかが用意できないとか、どちらも用意出来ない時には、
「ID・パスワード方式」で申告を行います。
ただし、「ID・パスワード方式」で行う場合は、税務署に出向き
IDとパスワードを発行してもらわなければなりません。
いちいち面倒なことになります。
また、インターネットでの申告は出来ません。
確定申告書をスマホで作る方法
・国税庁のホームページへアクセスします。>>>こちら
・国税庁ホームページのトップペードを下側へスクロールします。
「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」をクリックします。
⇓
・「確定申告書等作成コーナー」の「作成開始」をクリック。
⇓
・申告内容に関するいくつかの質問に答えます。
ここの質問で、スマホが利用できない場合には、「PCより利用ください」
の表示が出ますので、指示に従ってください。
⇓
・申告書の提出方法は「e-Tax」を選択
⇓
・利用規約を確認し、「利用規約に同意して次へ」をクリック。
⇓
・「利用者識別番号」と「暗証番号」の入力
⇓
・源泉徴収票、医療費控除、寄付金控除、本人情報を入力していきます。
⇓
・電子申告データを「送信する」
⇓
・受付結果の確認をします。終了です。
ID・パスワード方式を利用する場合には、事前に用意するものが
<必要なもの>
ID・パスワード方式を選択した場合は、事前に準備しておくものがあります。
・利用者識別番号
・暗証番号
の2つです。
この2つを準備するためには、税務署に出向き、「ID・パスワード方式の届出完了通知」
を発行してもらいます。その時、必要な「本人確認」のために運転免許証や保険証、
マイナンバーカードなどを持っていきましょう。
ID・パスワードの届出の時期は、確定申告の期間だけに限っていません。
一年中受付をしていますので、早めに届出をしておくと安心です。
また、届け出先ですが、必ずしも、お住まいの管轄の税務署でなければいけないということは
なく、原則はどこの税務署でも受付しています。
e-Taxをスマホで確定申告するための条件!
令和元年分よりスマホで確定申告できる人の条件や対象が拡大しました。
今現在は、発展途上中と言うような感じですね。
徐々に、使いやすく便利になるようです。
・収入
平成30年分給与所得(年末調整1ヶ所済み)⇒令和元年分(年末調整未済、年末調整済1
ヶ所、2ヶ所以上に対応)、公的年金、一時所得、その他雑所得の人。
・所得控除
平成30年分医療費控除、寄付金控除⇒令和元年分2020年1月6日から、すべての所得控除が可
能となりました。
e-Taxをスマホで確定申告する楽々なやり方大公開!ただし制限付!のまとめ
いかがでしたか?
「e-Taxをスマホで確定申告」は、とても便利ですね。
しかし、まだまだ、改善の余地や「ただし」という条件が細かくついている状況です。
でも、年々、改善されていき、とても便利になるのは、間違いないでしょう。
そこで、もうひとつ、これから必要となる頻度が高くなる
「マイナンバーカード」です。
これさえあれば、さらに簡略化され、より便利となります。
この機会に、「マイナンバーカード」を取得してはいかがでしょうか?
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