12月23日(日)レスリング全日本選手権最終日、伊調馨(32)選手が、女子57キロ級で見事、優勝しました。決勝戦の相手は、初戦対戦して負けた、川井梨沙子(24)選手で、リオデジャネイロオリンピック63キロ級金メダリストに「3-2」で勝利しました。リベンジの逆転Vです。
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試合展開
第1ピリオド
伊調馨選手は、初戦と似たような戦い方で第1ピリオド開始、積極的に攻め込んでくる川井選
手に右足を取られて、そのまま場外に押し出されてしまって失点し、0-1でリードされたまま
終了となりました。
第2ピリオドの逆点劇
続く、第2ピリオドに入ってからも「1」失点し0-2。2点リードされ、積極的に攻めつづけ、
川井選手が、一瞬ひるんだすきを突き1点を返した。1-2。残り時間30秒しかなくなり、この
ままかと思ったところの残り10秒、川井選手が、組み手をきらう動作をして少し体を引いたタ
イミングに、タックルしながら右足をとり、バックに回り込み2ポイント獲得。3-2とし、その
まま逃げ切りました。逆転Vの瞬間。
伊調馨選手の強さ
国内大会、初となるオリンピック金メダリスト同士の頂上決戦。ドラマのような組み合わせ
が、実際、実現しました。結果、伊調馨選手が、川井梨沙子選手に勝ち優勝しました。普通の
予想では、スポーツをしている方は、ブランクがあった場合、なかなか、元に戻れないといい
ます。今回の対戦は、わかりやすくいいますと、伊調馨選手は、2016年リオデシャネイロオリ
ンピック後、2年間、休養に入っており、今年2018年10月から試合復帰したばかりで、まっ、
その間も、ずっと寝ていたわけではないと思いますが、筋力の衰えと試合勘というものは、す
ぐには、オリンピック選手レベルまでには、戻らないはずです。一方、川井梨沙子選手は、伊
調馨選手が、休養していた2年間に、世界選手権を2大会連続優勝中です。その川井選手に初戦
は、敗れたものの、すぐに気持ちを切り替えて、勝利するというのは、普通では、ない。あり
えないですよね。この気力と、オリンピック4連覇中の実力が真の強さとなるのでしょうか。
最後に
伊調馨選手と川井選手は、今後も、ライバルとして戦います。直近の予定では、世界選手権代
表をかけて、2019年6月の全日本選抜選手権で戦われると思います。
今大会、とても、すごい出来事でしたね。とても感動しました。伊調選手は、まだ、はっきり
と言葉にしていませんが、この戦いをみていえるのは、間違いなく、オリンピック5連覇、東
京オリンピック優勝を目的として、日々、精進してますね。たのしみです。
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