【速報】1月16日、第72代横綱稀勢の里(32)が、現役引退をついに表明しました。初場所初日からの3連敗に喫し、昨夜15日の夜、田子ノ浦親方は稀勢の里が話し合いをして、「決断」したとみられます。一晩明けた今日、田子ノ浦部屋で取材に応じた親方から「引退」表明されました。
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引退記者会見16日追記
1月16日午後3時半すぎ、横綱稀勢の里の記者会見が、両国国技館で行われました。冒頭で「私、稀勢の里は、今場所をもちまして、引退し、年寄・荒磯として後進の指導にあたりたいと思います。現役中は大変お世話になりました」と挨拶をしました。この後、会見中は、流れ出る涙を手で拭いながらの会見でした。
速報第72代横綱稀勢の里引退の決断は?
昨日1月14日の夜、田子ノ浦親方と横綱稀勢の里と話し合いの場を設け、稀勢の里、本人から
「引退させてください」と申し出たそうです。そのときの稀勢の里の表情は、いつも通りでい
ろんな思いがあるなと感じたそうです。田子ノ浦親方は、稀勢の里に「そうか、ご苦労さん」
と言葉をかけるのが精一杯で、それ以上の言葉をかけられなかったそうです。八角理事長に
は、すでに報告済とのことでした。
速報第72代横綱稀勢の里引退の理由
昨晩の話し合いの中では、稀勢の里から、引退の理由については、あまりはっきりと語らなか
ったそうです。田子ノ浦親方からは、「思っているような相撲がとれていない。横綱は結果を
出さないといけないけど、出せていないのが現実」と語りました。
速報第72代横綱稀勢の里引退までの経過
2017年初場所、14勝1敗で初優勝。1998年夏場所後の3代目若乃花以来の19年ぶりの日本出
身横綱になりました。
同年2017年春場所、13日目に左腕付け根を負傷したが、休場せずに決定戦まで持ち込み、み
ごと新横綱での優勝を果たしました。この記録はすばらしく、新横綱優勝は、15日体制になっ
てから、1995年初場所の貴乃花以来、22年ぶりのことです。
稀勢の里は、このときの怪我が後々響き、年6場所制になってからの横綱8場所連続休場という
ワースト記録を更新してしまいました。
昨年2018年11月九州場所、横綱として、87ぶりとなる初日から4連敗後、休場となり、場所
後の横綱審議会で、初めてとなる「激励決議」が出されました。
その九州場所を休場するときに、田子ノ浦親方に、稀勢の里は、「このままでは終われない。
もう一度チャンスをください」と直談判しました。そして、年が明けたこの初場所にすべてを
かけて挑んだが、予想外の初日から3連敗となります。
またまた、ワースト記録の更新となってしまいました。3場所に渡っての8連敗(不戦敗除く)。
金星配給も通算18個目。
速報第72代横綱稀勢の里引退決断の日は、父の誕生日
横綱稀勢の里の最後の取り組みは、1月15日。この日は、なんと皮肉にも、父親・貞彦さんの73回目の誕生日でした。
速報第72代横綱稀勢の里引退プロフィール
稀勢の里 寛(きせのさと ゆたか)、本名・萩原 豊(はぎわら ゆたか)1986年7月3日生まれ、32歳、茨城県牛久市出身、田子ノ浦部屋、第72代横綱、188cm、178kg、B型、得意技・左四つ、寄り、突き、押し。
2002年3月場所、初土俵
2004年1月場所、幕下優勝
2004年5月場所、新十両
2004年11月場所、新入幕
2006年7月場所、新小結
2009年3月場所、新関脇
2012年1月場所、新大関
2017年1月場所、幕内最高優勝
2017年3月場所、新横綱・幕内最高優勝
速報第72代横綱稀勢の里引退!決断した日は父親の誕生日?のまとめ
横綱稀勢の里の「現役引退」。突然の速報に驚きましたが、すぐに、「やっぱり」という感じ
でした。個人的には、とても好きで、毎場所応援していました。またひとり応援する力士がい
なくなった。という寂しさもあります。しかし、反面、「横綱」の名を汚してしまったなとも
思います。これは、とても大きい影響だと思います。歴代の横綱のなかにも、まだ現役でとれ
るという横綱が何人もいたでしょう。しかし、彼らは、「横綱」の名を汚せないよう引退を決
断しました。日本国民すべての人が、横綱に昇進してからの稀勢の里に期待を持っていたと思
います。稀勢の里もそれに答えようと努力していたのも理解できます。しかし、引き際を間違
ってしまったようです。先日、女子レスリングの吉田沙保里さんが引退したのは、記憶に新し
いと思います。彼女は、東京オリンピックに出たいと公言していましたが、お父さんの言葉
「引き際が大事」と「若手にバトンタッチ」で引退を決断し、みごとな退き際を見せてくれま
した。とても残念な決断だけれど、美しい。若手やファンのために引きというのも大切だとい
うこと知らされました。稀勢の里は、「横綱」にこだわりすぎた、ファンは、稀勢の里自身と
同じくらい、初日から3日間は、辛かった。プロなのだから、見ているファンには、心配かけ
ずに、気持ちよくしてもらいたいものです。いろいろと残念でなりません。相撲人生、お疲れ
様でした。
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