2歳児が虫歯治療後、死亡!なぜなくなってしまったのか?

2歳児が虫歯の治療後に、死亡した事故で福岡県警は、3月7日、業務上過失致死の疑いで、小児歯科の医院長(当時)だった男性(53)を福岡地検に書類送検をしました。事件は、2017年7月1日、福岡県春日市の小児歯科医院で起きました。

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2歳児が死亡した虫歯治療のキッカケ「評判がいい」

2017年5月、2歳になる山口叶愛ちゃんは、いますぐ治療しなければならない

ような虫歯は無かったそうです。

両親は、虫歯にならないようにとの思いから、虫歯予防のため、フッ素を塗るためにこの歯科

医院に通うことになります。

この歯科医院は、インターネットで検索して「評判がいい」とあったので、決めました。

そして、歯科医院に行くと、虫歯が8本あるといわれて、その後4回通うことになりました。

その4回目に事件が起きたのです。初めての麻酔をしての治療となりました。

2歳児が死亡した虫歯治療の状況

2017年7月1日夕、福岡県春日市小児歯科医院において、

虫歯治療をしていた山口叶愛(のあ・当時2歳)ちゃんは、別の歯科医により

十分な説明もなく、初めての麻酔薬を使用しての治療をします。

局部麻酔薬で数か所を注射し、およそ1時間の治療を実施し、

麻酔の量などに問題はなかったという。

治療中は、いくどとなく、叶愛ちゃんの泣き声が聞こえたといいます。

治療後に、顔は青ざめ、目の焦点もあわず、くちびるは紫色になり、

手脚は冷たく別人のようになり、体がけいれんするなど急激に容体が変化したにもかかわら

ず、適切な救命処置をとらずに、この2日後の7月3日に死亡させた疑いです。

2歳児が虫歯治療で死亡した原因

死因は、麻酔薬の急性リドカイン中毒による低酸素脳症です。

元医院長は、認否をあきらかにしていない状況で

容体の急変は、治療による疲労と判断しているとのことです。

虫歯治療後の2歳児の死亡の分岐点

県警によりますと、元医院長は、叶愛ちゃんの両親から治療後に異変を訴えられていたにもか

かわらず、元院長は、泣き疲れただけでよくあることです。と繰り返し答え、20秒ほど脈をは

かり「異常はない」と

歯科医院で様子を見るように言われましたが、回復が見られないために、

治療の45分後に、両親の判断で、近所の徳洲会病院にいき、さらにその後、福大医学部附属病

院に搬送されました。

虫歯治療後の2歳児の死亡は防げた

県警は、治療の内容から見て、麻酔による中毒症状が予想され酸素マスクを装着させる、

救急車を呼ぶなどの適切な処置をしていれば、事故は防止できたと判断しました。

 

歯科治療での麻酔を使用した子供の容体が急変し、死亡にいたる事故は、過去に福岡市など

でも起きているといいます。

この死亡事故は、まれではないということですね。とても怖い感じを受けました。

2歳児が虫歯治療後、死亡!なぜなくなってしまったのか?のまとめ

とても胸が痛む事故です。それもまだ2歳なのに。大人でも歯医者での治療はイヤなものなの

に、麻酔薬を注射されどれだけ辛かったのかと思うとやり切れない思いです。

大人でも、麻酔をしても痛く背中がのけ反るほど力んでしまいます。

まだ2歳の叶愛ちゃんは、どれほど耐えたんでしょうか。

何気ない歯科医院の通院から、ひとつの命がなくなってしまうことに、とても恐怖を抱きま

す。患者側は、なすすべもなく、悲しむばかりです。

歯医者においても、しっかりとした危機管理を徹底して

二度と繰り返さぬよう願うばかりです。

山口叶愛ちゃんのご冥福をお祈りいたします。

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