リレーアタックとは車両盗難の一つの手法です。トヨタがやっと対策に動き出しました。リレーアタックは、スマートキーを使用している車種が盗難する対象となります。なんと数秒でくるまがいとも簡単に盗難されます。トヨタの対策の中身とは?調べました。
トヨタのリレーアタックの対策とは
トヨタ自動車のホームページの「お問い合わせ・よくあるご質問」のなかを
覗いてみると、「その他のご質問」で公表されています。動画もあり。
Q:「リレーアタックによる車両盗難に対する応急対策はあるか」
A:下記の方法で、スマートキーの電波を遮断することがリレーアタック対策に有効です。
①スマートキーを「節電モード」に設定し、電波の受信待機を停止する。
<節電モード設定方法>
スマートキーの施錠ボタンを押しながら、解錠ボタンを2回押します。
インジケーターが4回光り、節電モードの設定が完了します。
(節電モードを解除するには、スマートキーのいずれかのボタンを押してください。)
なお、節電モード設定中はスマートエントリー&スタートシステムは使用できません。
節電モードとは、スマートキーの電池消耗が気になるお客様にお薦めしている方法ですが、
リレーアタック対策にも有効です。
車種により、節電モードの設定が出来ないものもあります。
②スマートキーを金属製の缶などに入れ、電波を遮断する。
(電波遮断キーケース等がカー用品店などで販売されています。)
その他、タイヤやステアリングを物理的に動かないようにする、カーロックやステアリングロ
ック等の防犯グッズも防犯効果が高まります。
<節電モード設定方法(動画)>
スマートキーの節電モード設定方法を、こちら(動画)でご紹介しています。
引用:トヨタ自動車HP
他自動車メーカーの対策は
なんとも言いようがありませんが、リレーアタックの対策をしているのは、
ほかには、スバルだけでした。
対策の仕方は、トヨタと同様にスマートキーの節電モードに設定する方法です。
スバルの「節電機能」は、 最新のSUBARU車(GT型インプレッサ、SK型フォレスター)
です。
とりあえずのリレーアタック対策4つ
①節電モードに設定
現在の所、この機能があるのは、2社のみ。
トヨタ車は、2013年以降~
スバル車は、2016年以降~
<節電モード設定方法>
スマートキーのドアロックボタンを押す
ロックボタンを押したままロック解除ボタンを2回押す
スマートキーのインジケーターが4回点滅して設定終了
②リレーアタック防止ポーチを利用
スマートキーを入れる専用ポーチ
③携帯灰皿の利用
100均で売られているもので、蓋がホック式で内側にアルミ箔のもの
専用ポーチは、1000円前後するが、100均だと安価で済む。
④従来からある盗難防止用のセキュリティーグッズの利用
ハンドルロックなど。
そのほかに、簡単なものとしては、スマートキーをアルミ箔でまるごと包む方法も
ありますが、めんどうだし見栄えも良くありません。
また、蓋つきの空き缶のなかに保管する方法もありますが、電波を完全に遮断するのには
少し難があります。
リレーアタックの対策をやっとトヨタがやり始めた!その中身とは?のまとめ
スマートキーが発信している微弱な電波を悪用した車両盗難の手口「リレーアタック」
社会問題化する中、なかなか自動車メーカーが積極的に対応しませんでしたが
やっとトヨタ自動車が現状を認め、正式にホームページで「リレーアタック」
についての対策方法を公表しました。
リレーアタック対策としては、スマートキーの電波を止めてしまえばいいことなのですが
最近まで、自動車メーカーは、知ってか知らずか無反応でした。
このトヨタが公表したことは大きな出来事です。
他の自動車メーカーも追随していただきたいものです。
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