6月13日トヨタ自動車が愛知県豊田市の本社で定時株主総会を開きました。その中で株主から、今話題となっている「プリウスの事故が多いが大丈夫か」の質問があり、役員が回答する場面がありました。はたしてどのような回答があったのでしょうか。
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トヨタ株主総会での株主が質問、プリウスの事故が多いが大丈夫?
豊田社長が株主総会冒頭で「100年に一度の大変革期を迎えている。将来のモビリティー社会を株主の皆様と築きたい」と述べました。
定時株主総会での質疑応答で目立ったのは、昨今、テレビのニュースやネットでの話題、高齢者による交通事故関連の質問でした。
質疑応答の始まりの序盤早々「高齢者が運転する車が暴走している。事故を起こした車に、プリウスが頻繁に登場する。運転ミスだと思うが大丈夫か」と株主からの質問が出ました。
トヨタ株主総会での株主の質問にトヨタ社長の回答?
この質問に対し、豊田社長は、交通事故全般についての返答でした。
「事故が起きると日々幸せな生活が一瞬にして変わってしまう。自動車会社に関わるものとし
て申し訳ない」「実現しなければいけないのは交通事故ゼロの社会だ」とし、先進技術の開発
に注力する考えを示しました。
トヨタ株主総会での株主の質問に副社長が続く回答?
そのあと、豊田社長に代わって答えたのは吉田守孝副社長
「プリウスの事故、心配をおかけして申し訳ない。死傷者ゼロがトヨタの目標だが道半ばだ。
個々の事故は警察の調査に全面的に協力しており、お客様の安心・安全を第一に、厳しい基準
で評価され、世に出している。」「年配のお客様を中心に、大変多くのお客にご愛顧され
ている」と述べ、プリウスの事故が目立つのは、販売好調が続き、多くの車が使用されて
いるからとの説明し、踏み間違い防止の後付装置の対応車種を年内に12モデルに拡大するとの
方針を強調、「安全な車社会のために、できることはすべてやる」と話しました。
トヨタ株主総会の別の質問「運転手がミスしても止とまるような、安心して乗れる車の開発はどこまですすんでいるのか?」
トヨタ幹部は、多数の人工知能(AI)研究者が安全システムの開発をしていると述べました。
株主総会は、取締役選任案など4議案を可決し閉会となり、所要時間は1時間49分でした。
トヨタ株主総会での質問プリウスの事故が多いが大丈夫?のまとめ
トヨタの株主総会で、高齢者の事故の質問が相次いだとの報道がありました。
しかし、いろいろと調べてみましたが、どのような数のどのような内容の質問があったのか、
一つもなかったのは、残念です。
このような質疑応答が、明日を築くのですが、今、現実に起きている高齢者の交通戦争の受け
止め方が、自動車メーカーとしてどう感じるかが問題です。
自動車メーカーとして、「交通事故ゼロ」をいまさらながら強調している現在。おかしいでし
ょ。高齢者における事故も異常でしょ。踏み間違えや猛スピードで逆送するなど。
その結果、「尊い命」がなくなっているのです。
対策を近い将来のAIを説明して逃げるのはおかしいでしょ。「今どうするか」の説明をお願い
します。
自動車メーカーとして、今、プリウスが話題となっている現状説明を、プロの立場から、ちゃ
んと説明しなければいけません。踏み間違いも、「後付け」できるのであれば、先付けしてく
ださい。取り付けられる車種を増やすのは当然のことで、今は、いかに、一分でも早く対策部
品が付けられる方法などを説明すべきではないでしょうか?
人の「命」がかかってるのですから、早くお願いします。
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