クレジットカード2020年問題とは?あなたは済んでますか?

クレジットカード

クレジットカードの2020年問題、あなたは済んでいますか?えっ、なんのこと?どういうこと?と大半の方は、驚くことでしょう。テレビのニュースでも、ネットでもそれほど騒いではいません。それでは、クレカ2020年問題について説明していきましょう。

 

クレジツトカードと聞いて、すぐに頭の中に浮かぶことは何でしょうか?

昨年2019年10月1日まで、戻ってみましょう。

 

その日は、消費税率が8%から10%へと消費税増税が開始された日です。

まだ、記憶に新しいですね。

 

その際、消費税を増税したことにより、消費が低迷しないようにと、国が

2020年6月30日までの期間限定でポイント還元策を打ち出し事を思い出してください。

 

要は、ポイント還元されるのには、クレジットカードなどでキャッシュレス決済で商品を購入

することが条件になります。

 

また、一方で、日本は、世界と比較すると、このキャッシュレス化に遅れているのです。

そのために、国は、キャッシュレス化に向けて強く推進しています。

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クレジットカード2020年問題とは?

クレジットカード2020年問題とは、簡単にいうと、

クレジットカード自体のセキュリティー対応の事です。

 

クレジットカードにICチップを組み込むことと、

そのICチップが組み込まれたカードを読み取れる端末の

 

義務付けが「クレジットカードの2020年問題」と呼ばれています。

その期限が2020年3月31日までなのです。

 

実は、クレジットカードは、年々、クレジッカードに記録されている情報が

漏えいしたり不正利用の犯罪が増加しているのです。

 

日本クレジット協会によると、クレジットカードの不正利用被害額は、

8年前の2012年では68億円、それが2018年では235億円となり、

3倍以上の増加となっています。

 

この不正利用の犯罪で80%が、クレジットカードの番号の盗用で、

その手口は、「スキミング」と呼ばれ、

 

カードの磁気ストライプを読み取る専用の機械を使用し

情報を盗みます。そして、通販サイトなどで高額品を購入するのです。

 

ネット上では、ショッピングサイトなどにサイバー攻撃を仕掛ける

大規模なカード情報漏えいが目立っています。

クレジットカード2020年問題とは?その対策とは?

では、どうすればよいのでしょうか?

対策は、私たち側ではなく、カード側に対策を打ちます。

 

クレジットカードに記憶されている情報を、

「磁気ストライプ」から「ICチップ」にすれば済むのです。

 

「ICチップ」にすれば、情報を暗号化することが可能となり

セキュリティーは、高まります。

 

この「カードのIC化」は、世界に目を向けてみると、

素早く対応したのが、1990年に欧州が始めました。

 

その被害防止の効果を見るやいなや、あっという間に

世界に拡大していきました。

 

ユーロ圏では、2008年にはIC化が完了していて、

非ICカードは、使用できなくなっています。

 

アメリカは、遅れを取っていたものの

2014年にオバマ大統領が大統令を発して一気に「IC化」を進めました。

 

ところで、日本は・・・

もーっと遅れて、2018年6月1日に「改正割賦販売法」が施行され、

やっと、クレジットカードがIC化されたのです。

 

えっ、つい最近ではないですか?

その遅さに驚かされますね。

クレジットカード2020年問題今の状況は?

クレジットカード自体のIC化は、カード会社がクレジッカードを更新するときに

(カードの有効期限は、3~5年が多いようです)

 

IC化したカードを送られてくる方法で、切り替えをしていました。現在、ほぼ、

済んでいるようです。

 

お手元にクレジットカードがありましたら、ICチップが組み込まれいるかどうか

確認をしてくださいね。

 

そして、もうひとつは、お店側の対応でこのIC化されたクレジットカードを読み取れる端末の

入れ替えですが、現在、真っ只中です。期限が迫ってきています。

日本が世界に比べて対応が遅れた理由

日本が、クレジットカードのIC化に出遅れたのは、日本と海外の

カード加盟店とカード管理会社の関係です。

 

日本は、昔々から、ひとつの加盟店に対し、複数のカード管理管理会社

と契約するようになっています。

 

海外は、ひとつの加盟店に対し、ひとつのカード会社と契約します。

さらに、日本では、加盟店となるための手数料や商品を購入した時の

 

決済する端末(レジ)の設置するコストが高いのです。

さらにさらに、クレジットカードをIC化するためには、

 

カード自体にICチップを組み込みますね。

そうすると、このICチップに気記録されている情報を読み取る端末(レジ)

 

も買い替えなければなりません。

この費用負担について、カード業界やカード加盟店の間で

うまく調整が出来ず、つい最近まで来てしまったという訳です。

遅すぎる対応日本のカードIC化はどうして今やるのか?

日本が、あわててクレジットカードのIC化に踏み切った分けの

一番の理由は、インバウンド(訪日外国人)の急増です。

 

外国の場合、キャッシュレス決済は、今や当たり前となっています。

なんでもカードで決済します。

 

現状の日本、特に地方や中小のお店では、カードが限定されていて、

とても不評となっています。

 

また、カードOKのお店においてキャッシュレス決済をしようにも、端末機(レジ)が

磁気ストライプのクレジットカードしか読み取れず、ICチップのタイプのカード

 

は、読み取れないと、セキュリティーが遅れていて、安心してカードで

買い物が出来ない、という不振が高まっていきました。

クレジットカード2020年問題とは?あなたは済んでますか?のまとめ

クレジットカードの2020年問題とは、

不正利用防止のためセキュリティー対応のために

 

わたしたちが使用するクレジットカードにICチップを埋め込むことと

お店側は、そのIC化されたクレジットカードを読み取れる端末を

入れ替えることです。

 

そして、その期限が2020年3月31日、もうすぐですね。

お店側が今、大変な状況になっているのを理解してくださいね。

 

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